統計’s Vol.004

健康寿命

皆さん健康寿命という言葉をご存知でしょうか?良く聞き慣れた平均寿命との違いとその傾向を統計から読み解きます。 平成22年度厚生労働省が「平均寿命と健康寿命をみる2」にて平均寿命と健康寿長との差を発表しました。健康寿命とは、あなたはいくつまで健康でいられましたか?という統計。以後の平均寿命までの“開き”は病気を抱えていたり、不健康であったりしているという期間であるといえます。統計の結果として男性は79.55歳の平均寿命に対して70.42歳の健康寿命とあり、その“開き”は9.13年となっています。女性は86.30歳の平均寿命に対して73.62歳の健康寿命とあり、その“開き”は12.68年となっています。 私のなかで日本は長寿の国であり、とくに女性が長寿であるという認識がありましたが、“健康であった”という年齢を男性と比べると約3年程度でしか差がないという現状は、健康のまま長寿でいられることが日本ではいささか困難であるように思えます。この調査の背景には平均寿命の延伸に伴い、こうした健康寿命との差が拡大すれば、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになると厚生労働省としては懸念しているようです。改善のためには疾病予防と健康増進、介護予防などによって、平均寿命と健康寿命との差を短縮することができれば、個人の生活の質の低下を防ぐとともに社会保障負担の軽減も期待できるとしています。統計’s Vol.03で社会保障給付費が110兆円を超えたと触れましたが、このまま進めば増えることはあってもこうした改善が無ければ減ることはないことが分かります。 健康寿命に関して宮崎県は健闘しています。男性は11位。女性は7位。男女ともに上位ランクしている中では、九州7県中1位でした。でも統計’S Vol.01で家の寒さを紹介したときは残念な結果だった宮崎県。ではなぜいい成果なのかは、統計’S Vol.02で紹介したスポーツ活動率全国1位が影響していそうです。こうした健康増進が健康寿命延伸の秘訣かもしれません。寒くても人間がタフだから大丈夫!みたいな感じでしょうか。 平均寿命と健康寿命の差を改善する鍵は健康増進だけではありません。次回は世界中が今注目しているあるテーマをフォーカスしてご紹介します。

乞うご期待!

出典:厚生労働省資料 平均寿命と健康寿命をみる、厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会・次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会「健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料」より

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