統計’s Vol.006

お買い物は日本で

「お買い物は商店街で」
小さい頃、そう書かれたのぼりを見た記憶があります。その行為が何の役に立つのかなど、当時は気づきもしませんでした。先日、中国人旅行者らによる2014年の海外消費額が19兆円を超えたとの報道がありました。日本国内でも「爆買い」をめぐるニュースをよく聞きます。当然、このお金の行き先をより多く我がものにするために必死になるのは、もう商店街単位どころではなく、地方公共団体の取り組みを超え、今や国ぐるみで政策をしている次第。これは「お買い物は日本で」状態。お金は天下の回りものとよく言ったものですが、いまやその垣根が壊れ「世界の回りもの」になってしまったことは、グローバル化がもたらした「しんどさ」みたいなものを感じます。そしてずっと無縁のものだと思っていたグローバル化の波が気づかないうちにここまで早く、身近なものとして浸透するものだと近年の情勢には驚きます。海外観光客も増加し続ける現在、政策などで今後お金の受け皿はますます大きくなりますが、一方でその行き先はどこになるのかは正直わかりません。当然中国はこの消費を内需にシフトさせる政策を実施・検討しているわけですが、この縮図は何も中国だけの問題ではありません。地方経済の衰退が止まらない日本の現状はこれと同じ問題を抱えているのです。「その金の行く先を考えたことがあるか?」 筆者が数年前の海外視察中に現地の方から問われた言葉です。突拍子もなく尋ねられたこの言葉が持つ意味は、地方経済の衰退を食い止めるほどのチカラを持っているとずっと思っています。今回の序章を踏まえて皆が気になるこれからの地域の未来を統計とお金事情を通じて、ご紹介したいと思います。

是非、次回以降の「統計’S」に乞うご期待!

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