統計’s Vol.007

そのお金はどこへ

私たちが働いて手に入れた「お金」。今回もそんなお金に関する統計’Sです。きっと私だけではない宮崎県の本当はどうなの?と思って気にしていた噂があります。それは「パチンコ」に関するうわさ。よく人口に対しての台数が日本一だ。など、何が日本一かは不明ですが、よく耳にしたことがあります。

ということで調べてみました。結果、確かに宮崎県は日本一。台数がどうのこうのは分かりませんが、すごいのはパチンコ人口比率が日本一だったということ。全国平均は10%であるのに対し、日本一の宮崎県は13.9%。ちなみに東京都は7.2%。パチンコをしない筆者にとっては、台数よりもパチンコを「する」人口比率が日本一だったことは、なんだか喜べない気持ちになりました。気になって色々調べた結果、どうやら宮崎県のパチンコをする人たちが投じる金額は、毎月約50億円に達するようです。出玉としてどれだけ利用者へ還元されるのかは分かりません。県単位で見ると年間約600億円という巨額の「お金」がどこかへ移動しているのです。そのお金すべてが宮崎県内に住む皆様の懐の中で繰り広げられるゲームであって欲しいのですが、そうではないことを知って欲しいと思います。パチンコをする人から大勝ちしたなどの話をよく聞きますが、600億円が何倍にもなって宮崎県に還元されているなんてあり得ないわけです。ついにそのお金の大半は、この街に止まらずにどこかへといなくなってしまうのです。

パチンコは娯楽の一つであり、一方的な批判をする気はありません。しかし、地方財政難、地方格差など地方に住む身にとってなんだか寂しくも暗くもなる言葉をよく見たり聞いたりしますが、地方行政や自治体を睨む前に身のまわりにある何気ないことに注目して「疑問」を持ち、そして解消する。そこで得た事実をいろんな人に「アウトプット」することが一番大切なのではないでしょうか。同様に他の産業も他県からやってくる波に飲まれる結果にならないよう努力しなければ、地方活性の未来は明るくならないのだと思います。次回は、そんなお金の行く先を自分の街へと変えた、ある地方のお話をご紹介したいと思います。

次回の「統計’S」も乞うご期待!

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