北面と西面に道路を抱える土地に計画されたパッシブハウスです。南面は隣地がありますが、遮蔽物は少なく、東西に長い土地形状により比較的大きな開口部を南面に配することができました。今回、外壁色の濃い色の選定のため冷房需要に対してネガティブな要素になりますが、採用するガラスの遮蔽率を検討するなどして適切な燃費へと計画しています。また北側の交通量が多い道路であっても騒音が小さくできている点は、パッシブハウスだからこそのメリットといえます。

【Spec】
工法：MeTAS Passive(ミタスパッシブ)
構造：木造軸組工法
換気：Zehnder CHM120※
冷暖房：Zehnder CHM120※
階数：平屋建て

※ 第一種全熱交換給気冷暖房（PHI認定コンポーネント）
年間暖房需要：14kWh/(㎡a) ≦15kWh/(㎡a)
年間冷房需要：23kWh/(㎡a) ≦25kWh/(㎡a)
50Pa時の漏気回数：0.5回 ≦ 0.6回