地球のために、住む人のために、
持続可能な家を。
パッシブハウスは、建てる家ごとにオーダーメイドで設計します。季節ごとの太陽の角度や風向き、周辺環境などを読み取り、開口部や間取りを決めます。南向きの窓が冬の日射を取入れ、庇やシェードが夏の日射をさえぎります。つまり自然の力を最大限に生かしつつ、冷暖房設備を使う頻度を最小限に抑えらるのです。
住まいから出るエネルギーを最小にすることで気候変動危機を食い止め、更に住む人に最上の快適をもたらす暮らしを叶えてくれるパッシブハウス。それは快適に暮らしながら、脱炭素を進めることで地球と子供の未来に貢献できるのです。
トータルコストで考える
住んでからの大事なお金事情
人生で最も長く暮らす家だからこそ、家の性能や燃費をしっかりと考える必要があります。性能をおろそかにして建築費を抑えると家の燃費が悪くなります。対してパッシブハウスは、燃費が良いだけでなく家全体の温度ムラが小さいため結露を抑えられ、カビの発生を抑えることができます。また柱や梁などの構造体も一定の温度・湿度が保たれるため家全体が長持ちします。
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断熱等級4 |
断熱等級5(ZEH) |
パッシブハウス |
50年暖房費 |
5,328,947円 |
3,552,632円 |
761,278円 |
暖房費差額 |
4,567,669円 |
2,791,351円 |
0円 |
50年暖房費(値上がり考慮) |
10,428,763円 |
6,954,270円 |
1,490,201円 |
暖房費差額(値上がり考慮) |
8,938,562円 |
5,464,069円 |
0円 |
50年暖房費 |
断熱等級4
5,328,947円
断熱等級5(ZEH)
3,552,632円
パッシブハウス
761,278円
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暖房費差額 |
断熱等級4
4,567,669円
断熱等級5(ZEH)
2,791,351円
パッシブハウス
0円
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50年暖房費(値上がり考慮) |
断熱等級4
10,428,763円
断熱等級5(ZEH)
6,954,270円
パッシブハウス
1,490,201円
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暖房費差額(値上がり考慮) |
断熱等級4
8,938,562円
断熱等級5(ZEH)
5,464,069円
パッシブハウス
0円
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Ua値って?熱を逃さない仕組みとヒートブリッジ。
建物性能がどれくらいかを測る物差しに、Ua値というものがあります。※3
最近国内で用いられるこの値には、実はもっと評価に取り入れるべき事項が入っていません。それは気密性能やヒートブリッジなどです。対してパッシブハウスでは、隙間や熱の伝播をも評価に取込み厳密に燃費を算出しています。つまりパッシブハウスは燃費に関わるあらゆる影響を想定して燃費を表示しているのです。その表れとして国内基準で評価したUA値が仮に0.20W/(㎡・K)で算出されたとき、パッシブハウスレベルで評価するとヒートブリッジ等の影響も反映されるため、UA値0.32W/(㎡・K)となります。パッシブハウスレベルにおける評価は、パフォーマンスギャップを最小にしてくれる今現在で最も信頼ある評価方法です。
電気代に始まる燃料費の高騰は、今後も避けられない情勢です。
ですがパッシブハウスならば建物から出入りする熱を新築時に最良の値で固定できるため、将来にわたる値上がり率を常に最小に留めることが可能です。
その熱の伝わりを評価するためのヒートブリッジ。
タナカホームでは、構成などで異なるヒートブリッジ解析はもちろんのこと、窓ガラスと窓枠との接合個所の熱伝導係数Edge-Ψ-Value、窓と壁との接合個所の熱伝導係数fRsi-factorなど、実は “日本では評価されていない”ヒートブリッジもケースごとに国際基準に照らし合わせ評価されています。
パッシブハウスは予測値と運用値の差がとても小さく、コストパフォマンスの面でも優れた建物といえます。
温度ムラの無い快適で健康的に暮らせる家
エアコンをつける必要がないほどの性能。
性能の低い家は、夏は2階や窓辺が暑くなり、冬は足元や窓辺が寒くなります。また冷暖房設備のある部屋は限られて、家の広さに反して過ごせる場所が狭くなりがちです。パッシブハウスなら室温の均一化ができるので1年を通じて快適に過ごせます。また部屋ごとに冷暖房する必要がないため、オープンな間取りが実現できるので室内をより広く使えます。開放された空間は高効率の換気システムと相性が良く、家全体に新鮮な空気を届けてくれます。
将来を見据えた、
安全をオプションにしない家づくり。
家全体の荷重を面全体で分散させる高耐久ベタ基礎仕様にはじまり、地元で伐採され製材されたエンジニアリングウッド(構造用集成材)を採用しています。※2
木材接合部は、断面欠損を最小に留めて耐力を確保できる金物工法を採用。
補強金物が最小にできるので高所作業時間が少なく、安全な現場施工にも寄与しています。
当社独自の木材高耐久処理である乾式防腐・防蟻処理材は、これまでの湿式よりも寸法変化を小さくできるので木材の品質と精度を高い次元で維持することが可能です。
壁倍率2.5倍を誇る、準不燃耐力面材「ダイライト」を外周部全面に採用しており、優れた耐震性と防火性を誇ります。
また熊本地震でその優れた効果が実証された制震ユニット「MIRAIE」も標準搭載。とことん追求し安全であることは、快適であるための重要な要素であると考えています。